「落ちこぼれ」は存在しない

「この子はできの悪い子で…」と親は言いがちです。

しかし、そもそも「できが悪い」というのは同学年のクラスの誰かと比較したためで、個人個人で考えるとどうでしょう?

ここまではできるが、この辺からはわからない、できない、という本人の現在地があるだけなのです。

他人との能力の優劣ではなく、個人別で考えるなら、落ちこぼれは存在しません。

 

これは計算を例にとってみるとわかります。

あるお子さんが、3年生で習う「あまりのあるわり算」につまずいているとしましょう。

それはその子の頭のできが悪いからでしょうか?

 

よくよく観察すれば、かけ算はスラスラかもしれませんし、ひき算の習熟が足りないのかもしれません。

その子の学力の現在地があるだけなのです。

 

その子が「これならできる」という単元を見つけて、そこから学び直していけば、おのずと今の「あまりのあるわり算」の理解ができるようになるでしょう。

まなびスタンプが学年にこだわらない「無学年制」としている理由の一つがここにあります。

 

なぜ「脱AI」なのか?

その子に今、最適な問題を出題するAI教材も出てきました。

AI判定は能力をつける上では最適かも知れません。

しかし、その子が今日はやる気がなく、簡単な単元からスタートしたいと思ったらどうでしょう?

あるいは背伸びをして、もっと難しい単元にチャレンジしたいと思ったらどうでしょう?

 

AIで勝手に問題が出題されるというのは、受動的な学びではないかと考えます。

まなびスタンプでは、本人に学習したいユニットを選ばせることで、

子どもの能動的・自発的な学びを促したいと考えています。

自分で選ぶことで、学習に集中しやすい状態にもなります。